マグラのマスターその1
2011-06-29


ノーマルはブレンボのマスターが着いていた。
しかしこれが全然であった。どうダメか。
タッチが柔らかいのはわかる。しかし走行中、どんどんレバーが奥に入っていくのだ。
究極にはグリップにレバーが当たるぐらいである。
ちょっとありえんようなことであるが、事実であった。当然攻めているわけではない。
ブレンボだからいい。そんな幸せはありえんということを身をもって思い知った。
金掛けているから良い物が出来るということである。

ちなみにピストン径は12mmであった。オフ車では一般的に11mmが多いようである。
そのため社外品や流用できそうなものはなかった。
ロード用の汎用品では1/2が最も小さい。
径だけを比較すると10%ほどなので、そんなに変わらんやろと思いそれを入手。

[LINK] (禺画像])

RC30タイプのマスターである。
径はそれほど違わないのであるがこれが超カチカチのタッチでコントロール困難。
効きも悪い。しかしグリップにつくようなマスターに戻せるわけはない。
少しでもストローク増えるようマスターを可能な限り内側に追いやる。
すなわちレバーの外側を引くようにするのである。
しかしハンドルのベンドの関係上、余り位置は変えられなかった。
マスターが悪いわけではなく、キャリパーの大きさとのマッチングの問題や。
10%も違えば全然ちゃうわ。やってみないとわからないことではある。
詳細については機会があれば詳しく書いてみたい。

どうするのか。これの対処がずっと課題であった。
今回一気に問題を解決するべくマスターの交換を決意。
キャリパーを変えて対処することも可能であるが、あまりに大がかりになりすぎる
ため現実的ではない。

で、用意したのはドイツ製、マグラ[LINK]である。
型式で言うと195型ラジアルマスターということになる。
ピストン径は下は11mmからある。
サイズは豊富で、組み合わせるキャリパーにより選択可能である。
WPと同じ輸入元であるが、正直やる気がないようで国内にはHPなどはない。
ネットで調べてもちょっとしかヒットしないのである。
メーカーのHPで情報収集する。
オフ車用クラッチマスターはダートフリークで売っているが、そちらとはまた
ルートが別なのであろうか?この辺は入り乱れておりややこしい。

まずはサイズの選択から。ノーマルと同じ12mmとした。
11mmの方がいいのかとは思ったがわりと硬め好みであるのでそうした。
何故ラジアルにするのか。ピストン径を大きくするとストロークを減らせる。
レバーは回転運動であるが、ピストンは直線運動なので接触部分に摩擦が生じる。
ストローク減れば摩擦も減らせる。あとはレバー比を調整すればよい。
ただピストン径を大きくするとシリンダーの配置が難しくなるので縦向きに
セットするわけである。向き変えたから良くなるわけではない。
12ぐらいだと横型でも問題ないが、もっと大径のマスターとボディを共通化するため
縦向きにしているだけと思われる。
ラジアルのメリットを生かすには大径の方がよい。
横型5/8ではラジアル19に相当する。
そういうことも考えてサイズ選択しないといけない。

発注寸前に気付いたが、ブレーキフルード仕様とミネラルオイル仕様がある。
ミネラルオイルって何?フルードを使うのが当然と思っていた。
車両メーカーによってはミネラルオイルを使うこともあるらしい。
種類間違えると即、シールがやられて漏れの原因になるそうで注意が必要である。

[LINK] (禺画像])

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[ハスクバーナSM125]

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