その15[LINK]より続く。
半身まひであるが、体への指令がうまく伝わらないわけである。
ならば逆はどうなのか。
逆は問題ないようだ。つまりは痛い、熱い、かゆいなどはわかるということである。
信号の伝達経路には問題なく、上から下への指令を伝えるのに問題あるということのようだ。
病院で聞くところによると、毎日同じ人来るけど何やろ?状態らしい。
体もさることながら認識力にも課題がある。
聞くだけで直接確認できないのであるが…
入院の期限1カ月前となり施設探しを本格化させた。
すでに遅いという焦りもあった。ともかく本気で探さねばならない時期なのだ。
施設の数は多い。多すぎる。それだけ需要あるということでもある。
選択肢が多いと逆に選ぶことが出来ない。人間とはそういうものだ。
探す前に何を目的にするか、重視するのか決めないと間違いなく失敗すると思った。
10年先もあるのか。
否。著しく寿命縮めたのは間違いない。
ならば、そう長くない期間は良い環境を重視する。
それだけでなく、胃ろうに対応している必要もある。
自力で探すのは色んな意味で困難だ。そこで紹介業者の存在に価値が出てくる。
家から遠いと対応困難なので近いことも重要だ。
紹介業者への依頼内容をはっきりさせないと業者も対応できない。
候補リスト出てきた。
聞くところによるとここは…な所もあるらしくそういうのは除外したとこと。
変な所紹介すると業者が責められるわけである。
それってどこやねん、と聞くと…
確実な外れは存在するのだろう。
当然、費用面も考える。年金の範囲内で収まればよい。
期間のことを考えれば赤字も覚悟することも考えることになる。
とはいえ、家族の負担大きすぎると悲惨な結末を迎えるのはありがちらしい。
判断が難しいのだ。
胃ろうは医療行為となるらしく、やれる所は限られてくる。
結果的にふるいにかける形となる。
今の情勢から訪問は微妙な感じであるが、パンフレットだけで決めるのはあり得ない。
業者と共に数件の候補に訪問することにした。
制約あったりして、ここは明らかにちゃうなという所あった。
行ってみないとそういうのはわからない。
ある程度のレベルを求めると月15万ぐらい必要のようだ。
それ基本料金なので実際にはで電気代や医療その他もかかる。
その辺は読みにくいので判断が難しい。
形態は主に3種類だが、いまだに違いがわからない。
業者曰く、内部の雰囲気を見るそうだ。ダメな所は雰囲気が悪いという。
人がやっているわけで、何か問題あれば雰囲気でわかるとのこと。
明らかにおかしいと感じる所はなかった。
しかし疑問に思った所があったのも事実。
とある所にて…
叫び声が聞こえる。何が起こっているのか。
入居者は色々らしい。そういうこともあるということか。
ある程度のレベルを求めると費用も高くなるが質もあがるのは間違いない。
安くていい所など存在しない。
とある施設にて。
話している時には気づかなかったが、そこを出てから業者に言われたのだ。
そこは匂いがきついと。
中では気づかなかったがそう言われて俺自身が臭くなっていることが分かった。
値段そこそこであったが、それだけで判断すると失敗するとの結論となった。
ここはというのが見つかった。そこに決めるという前提で話を進めた。
しかし、理由は定かでないが日を置いて向こうから断ってきた。
胃ろうが面倒なのか?
それなら最初からそう言うて欲しいわ。
時間的なこともあり、焦った。
そこは大手チェーン店?である。
近い所に他の店はないのか。
候補数店あるようでそこから連絡もらうようにした。
その17[LINK]へ続く。
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